PC用ハードドライブは何を基準に選んで良いのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、ハードドライブの特徴と使用用途に合わせた選び方をご紹介していきます。まず、特別大容量のデータを扱うわけではなく、特に費用を最小限に抑えたいというわけでないのであれば、SSDが最適です。
SSDは近年主流になってきている記憶装置であり、従来のHDDと比較をして非常に高速なのが特徴となっています。容量あたりの単価はHDDよりも効果ではありますが、大容量を必須としないのであれば購入しやすい価格帯のものがそろっています。最近のPCは全ての面において非常に高速化が進んでいるため、相対的に速度の遅いHDDはボトルネックになってしまいがちです。そのため、PC全体の性能がそれほど高くなくてもボトルネックになるHDDをSSDにするだけで、快適に使用をすることができるので、特別大容量を使用するつもりでなければSSDが最適ということになります。
動画編集や巨大なファイルの保管に使いたいというのであれば、HDDがぴったりです。巨大なファイルを扱う場合には、SSDの容量の小ささが気になってきますし、費用の負担も大きくなります。HDDは大容量のものでも安価で購入ができますから、容量単価のメリットがここで生きてきます。次に何度も書き換えをする用途においては、仕組み上HDDに有利な条件となります。SSDというのは書き換えができる回数に限度があり、何度も書き換えを行っていると最終的には読み書きができなくなってしまいます。普通に使用をする分には問題となることはありませんが、頻繁に書き換えが行われる用途だと早く寿命がきてしまうことがあります。HDDは無限に書き込みをすることができるので、頻繁に書き換えをする用途に向いているため、動画編集や巨大なファイルを扱う場合に最適なのです。
システム的な安定性を重視したい時にも、SSDよりもHDDが適していると言えるでしょう。HDDはPCの世界ではすでに枯れた技術であり、安定しています。製造しているメーカーも一部に限られるので相性問題が発生しにくいというメリットがあり、安定性を重視する人にはあっています。対するSSDはまだまだ登場して新しい技術であると同時に、信用できないメーカーも少なからず存在して相性問題もそれだけ発生しやすいため、何より安定性を重視するのであればHDDの方が分があるというわけです。