これからパソコンを自作してみたい方へ
自作パソコンのメリットはコンピューターを自分の好みに合わせてカスタマイズできる点にあります。全パーツをこだわりのものにすることも可能ですし、あるいは一点特化型にすることもできます。自由度の高さが自作パソコン最大のメリットですが、これから自分で組んでみようと思っているのであれば、各パーツのことをリサーチしてから始めることが大切です。規格が揃わないと取り付けることができなかったり、取り付けられても動作しない、動作をしても性能が発揮されないなどトラブルの原因となりますから、リサーチしてから始めることは失敗しないために何より重要なことになります。

自作パソコンを組む際に最初に決めるパーツと言えば、まずはCPUになるでしょう。CPUはコンピューターの頭脳に当たる部分であり、近年こそ一昔前よりはその重要性が低下しているものの、まだまだ性能を決めるのに重要性の高いパーツになります。自作パソコン用にCPUを販売しているメーカーはほぼintelとAMDの二社に限られます。その時その時で性能やコストパフォーマンスに優れたCPUは変わりますが、最近はRyzenの高コストパフォーマンスが人気で、低予算で高性能のパソコンを組みたいとなったときには、AMDのCPUを選ぶのが良いでしょう。
CPUが決まれば、それに対応するマザーボードを選ぶことになります。マザーボードはその名前の通り、パソコンのパーツを制御する母親の役割を持ったパーツです。直接的に性能をアップさせるものではありませんが、拡張性や高性能のパーツを取り付けることを考えているのであれば、重視したい部分です。

次にメモリを選ぶことになりますが、これは速さよりも容量を重視するのが良いでしょう。高性能マシンを組む場合には速度も重要となってきますが、通常であれば速さよりも容量が大事です。少なすぎると速度低下の原因となるので、十分な量を搭載しておきたいところです。
最後に内部記憶装置ですが、現在の主流はランダムアクセスの速いSSDであり、HDDは第一候補にはあがらなくなってきています。大量のデータを保存するあるいはできるだけ安く済ませたいと言うのでもなければ、体感速度に直結するためSSDを選ぶのが確実です。HDDはあとからでも比較的簡単に追加をすることができますから、SSDとHDDで悩んだときには、特に理由がない限りはSSDを選んでおけば間違いはありません。