多様化するビデオゲームのジャンル
基礎的な始まりから数十年が経過したビデオゲームですが、ハード・ソフト共に技術力が発展したことによって、非常に多種多様なジャンルに分かれます。それぞれを細かく分けると途方もない数になるため、現在の全体像を大まかにご紹介します。

数あるゲームジャンルの中でも定番と言えるのはアクションゲームで、プレイヤーは何らかのキャラクターを操作してステージを進めていきます。日本でもゲーム界を代表するキャラクターに、このアクションゲーム出身のものが多いです。またプレイヤーが登場人物になりきって物語を進めていくRPGも、定番としては欠かせません。西洋ファンタジーや宇宙など魅力的な舞台となる要素が数多いのが特徴で、世界観に入り込むことができます。RPGの基本は与えられた選択肢の中からコマンドとして決めていく形で、移動や戦闘も同様です。ただ中には移動・戦闘部分にアクションゲーム要素を取り入れたアクションRPGもあり、すでにひとつのゲームジャンルとして成立しています。
そんなRPGはハードとソフトの中にあるひとつの世界で個別にプレイするものでしたが、インターネット環境の発展により大勢の人がひとつの世界に接続できるようになりました。それをMMORPGと呼び、他の人と対戦したり協力できるのが魅力です。
ゲームの中にはキャラクターを俯瞰の視点から見るものが多いですが、そうではなく同じ目線になるFPSというものもあります。特に現代の銃器を使った戦闘をするゲームに多く、高い技術力や知識が求められるのが特徴です。そのため対人戦として、eスポーツでも選ばれることが多いジャンルです。
同じeスポーツに選ばれるゲームジャンルとしては、パズルゲームも定番です。囲碁や将棋のようにじっくりと考える必要があるものから瞬発力で勝負を決めなければならないものまで、ジャンル内での幅が広いのも特徴です。

さらにゲームといえばプレイヤーが主観になりきるものばかりではなく、全体を統括する戦略ゲームのようなタイプもあります。プレイヤーは登場人物やコマを動かしたり命令を出したりして、自分が有利になるように進めていきます。特に瞬発力が求められるものではないため、幅広い層に人気があります。 現在のゲームは使用できる容量が大きいため、ひとつのジャンルには留まっていないことも多いです。その上ジャンル内でそれぞれ細かく分けていくと、とんでもない数になるでしょう。また、ゲームのジャンルとはまた違いますが、コンソールやスクリーン解像度の性能も日々向上してきており、トータルでゲームのクオリティーを高く楽しめる時代になってきているのもゲーム好きにはたまらないのではないでしょうか?