茶摘み
『茶摘み』(ちゃつみ)は童謡。文部省唱歌。作詞作曲ともに不詳。オリジナルの曲名は『茶摘』である。摘という字は小学校で習わないので教科書では『茶つみ』と表記している。
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歌詞
- 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠 - 日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ
概要
1912年(明治45年)に刊行された『尋常小学唱歌 第三学年用』が初出。2007年に「日本の歌百選」に選ばれた。
歌詞の由来
1・2番とも、第3・4節は京都府綴喜郡宇治田原村(現:宇治田原町)に伝わる茶摘み歌「向こうに見えるは茶摘みじゃないか。あかねだすきに菅の笠」、「お茶を摘め摘め摘まねばならぬ。摘まにゃ田原の茶にならぬ」から取られたという指摘がある。
各地の茶摘み歌
茜襷に菅の笠
最後の一節にあるように、茜(あかね)の襷(たすき)を架けて茶を摘むことが行われる。
茜は、止血剤として知られている。
素手の作業ゆえ、指先に怪我をしやすい茶摘みという作業に際して、襷の茜成分を擦り込みながら作業を継続するという先人の知恵が、この装束にあると、草木染名人 大津市無形文化財 三代目太田藤三郎は分析している。
替え歌
2002年に発売されたシングル『お茶犬のうた』のカップリングに、『茶摘み』の替え歌『お茶っ茶お茶犬』(作詞:もりちよこ、編曲:宮本光雄、歌:お茶犬シンガーズ)が収録。2003年にアニメ「お茶犬」エンディングテーマとして起用された。
関連項目
参考文献
- 『尋常小學校で歌われた唱歌』(ポニーキャニオン、PCCG-00635)
- 『宇治田原町史第1巻』(宇治田原町教育委員会)
- 『宇治地方の民謡』(宇治市文化財愛護協会)