シャツの店
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シャツの店(シャツのみせ)は、1986年1月11日から1986年2月15日までNHK総合のドラマ人間模様で放送されたテレビドラマ。
ストーリー
磯島周吉は昔堅気のオーダーメイドでシャツを作る洋裁者。腕前の評判は良く、大物政治家さえ、彼のシャツを仕立てたくてわざわざ彼の仕事場に足を運び、採寸してもらう。仕事に関しては一流の腕前を持つ磯島。そこに弟子入りをしているのが里見。妻の由子はシャツの工程を手伝わせてもらえない。20年も一緒にいても上質なシャツをつくるために手をださせてもらえないのだ。そのことを由子は長年耐えていた。
ある日、妻の由子は思い切って家を飛び出し、アパートを借りて、自分の実力でオーダーメイドシャツを作る。それが意外にも好評で近所にお得意さん宇本まで出来た。
弟子の里見と息子の秀一は夫婦2人の仲を取りもとうとなんとか画策するが、2人の頑固な性格を思うとなかなかうまくいかない。やがて親方の周吉の生活はやや荒れ気味になり、妻の由子はそれなりに生活を楽しんで対照的になる。
このままでは夫婦解体となるかもしれないと思い、里見は親方におかみさんに裁断などの工程を任せるよう言うが親方は断る。 息子秀一は由子を喫茶店に誘い出し、仲直りの条件を聞き出す。それを聞いた息子秀一は笑いが止まらない。「母さん、それは無理だよ」と言ってしまう。
妻 由子が帰宅する条件は「目を見て『愛している』」と言う、ただそれ一言だけ。
しかし戦前に生まれ、男尊女卑の思想が少なからずあり、亭主関白な親方周吉にとってそれは無理難題ともいえる条件だった。それを知って周吉はバーで飲んだくれる。ドラマは終盤、さまざまな登場人物が周吉に「素直に愛しているというべきだ」というアドバイスをするが周吉は頑として断る。
そして、最後の朝、意を決して周吉はタクシーに乗り、妻由子のアパートへ乗り込む。 相変わらず亭主関白な周吉は開口一番「文句がいいたい。なんだ、愛しているといわせるなんて」 妻由子も譲らない「言わなければ帰らない」そして周吉が言わないのを悟ると泣き出す。 それを見た周吉は「愛してる。愛しているに決まっているじゃないか」とついに本心を吐露する。